マルチタスキングの弊害:忙しくなっているのは自分自身に原因がある!?

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あれもしないといけない、これもしないといけない、また新しい仕事が降ってきて忙しい。

そんな時に、効率よく仕事を処理できたら、と考える人は多いのではないだろうか。

 

実際に、マルチタスキング(複数の仕事や処理を同時にこなす能力)をできるようになりたいか、現代において持つべき能力か、という問いに関してほとんどの人が「YES」と答えている。

無論、私もそのうちの1人で、マルチタスキングで効率よく、要領よく仕事をこなすことができればと考えていた。

 

しかし、実はそれは違う。

このマルチタスキング、マルチタスキングをしようとすることこそが、我々を忙しくしている原因でもあるのだ。

 

今日何をしたのかわからないのは異常

 

忙しい毎日の忙殺され、やらなければいけない仕事を次々にこなしていく。

その結果、「今日何をしたのか覚えていない」というくらい忙しい毎日を送っている人もいるだろう。

 

実際に、私もいろんなことをしすぎていて、何をしたのかわからない日が多くあった。

でも、はっきり言って、それは異常だ。

 

考えてみて欲しい、いろんなことに取り組んでいたはずなのに、何をしたのか覚えていないというのは問題ではないだろうか。

なぜこんなことが起きてしまうのかというと、その原因にマルチタスキングがあるということだ。

 

仕事をしていると今、取り組んでいる仕事の注意を逸らすものが次々と襲ってくる。

具体的には、メール、上司の指示、おしゃべり、突然の電話、SNS、ネットサーフィンといったもの。

 

ふと一息つこうと思ってネットサーフィンをしてしまったり、次々とくるメールにいちいち対応したり、上司の急な指示に対応したり、としたくなくてもマルチタスキングになっているのが現状なのである。

挙句の果てにはご飯を食べながらパソコンをいじったりもする。(私もよくしていました。)

 

だが、その結果、私たちは本来すべき仕事に費やしている時間を、そこに費やし、自分で自分のクビを締めてしまっているのだ。

はっきり言って、ほとんどの仕事は重要ではない。

 

そんなに重要ではない仕事なのだが、「メールは返さないといけない」、「上司の指示はすぐにきく」という暗黙の了解めいたもので、対応してしまう。

最も重要な仕事を後回しにしてまで。

 

そう、結局、私たちは私たち自身で忙しくしてしまっているのだ。

次々とやってくる注意力を阻害するものに対応し、結果、全く集中できていない状態で仕事をこなし「終わらない、残業」という状態を作り上げてしまっているのだ。

必要なのはマルチタスキングではなく集中力

 

複数のことを同時にこなすスキルがあれば、と思うかもしれないが、それをしようとした結果、注意力が分散され、非効率になってしまうことをお話してきた。

実際に、メールや電話をしながら運転をする場合は、運転だけをしている場合に比べて、事故率がはるかに上がるという研究結果も出ている。

 

それに、ほとんどの仕事は集中して取り組めば、すぐに終わらせることができる。

それなのに、重要ではない仕事にいちいち対応しているから注意が分散され、集中できずに時間だけが経ってしまうのだ。

 

同時に複数のことをこなすことが出来ればいいが、そんなのは人間的にほとんど不可能だ。

できたとしても、ミスが増えたり、逆に効率が悪くなり時間がかかってしまう。

 

だからこそ、現代で本当に求められているのは、マルチタスキングではなく「集中力」と言えるだろう。

そのため、注意を分散するものをスルーして、今、最も大事な1つのことに集中するようにした。

 

例えば、私が実践したのは以下の通りだ。

 

  • メールの返信は特定の時間にしかしない、あとはフォルダを開かない
  • スマホの通知を全てオフにする
  • 相手からかかってくる電話にでない
  • 上司の指示でも、必要でないことなら後に回す
  • 音楽を聞きながら仕事をしない
  • 食事中にパソコンやスマホをみない
  • パソコンのタブを必要なものしか開かない(最高5つまで)

 

これを徹底すると、仕事に集中することができ、今、すべきことをはるか短時間で終わらせることができたのだ。

まず最初にすべきは「最も重要なこと」

 

仕事をしていると、思わぬ仕事がドンドン降ってくる。

しかし、先ほど話したように、ほとんどが大して重要ではない仕事ばかりだ。

 

そんな中で、全てに対応してしまっていては注意が分散され、集中力がなくなるからこそ、1つのことに集中すべき。

では、どうやってその集中すべき仕事を選ぶべきなのか。

 

まず最初にすべき仕事とは・・・「最も重要なこと」からである。

 

朝起きて、最初にすべき仕事とは、最も重要な仕事からで、それ以外の仕事はオール無視で全く問題ない。

とにかく最も重要なものだけに集中してこなす、そうすれば、午前中だけでも、すべき仕事は終わっているだろう。

 

多くの人はどうでもいい仕事を優先しているから、集中力が持たず、やらなければならない仕事が後手に周り、だらだら残業をしてしまう。

長い時間を働いている奴がえらいわけではない、それは仕事ができないと言っているようなもの。

 

本当に大事なことは、重要な仕事をサッと終わらせて会社の利益に貢献することだ。

だからこそ、重要な仕事から取り組んでみて欲しい。

 

これは実際に私が今、実践していて思ったことである。

忙しくしているのは全て自分に原因があった、忙しい毎日を変え、有意義な余裕のある毎日を送ろう。

 

最も重要なことを先に終わらせてしまえば、その日のテンションも上がるし、全てがうまくいく。

全てがうまくいく。

 

このマルチタスキングと注意の分散、集中力に関しては、下記の本で学ぶことができる。

忙しい毎日を送っている方こそ、これを取り入れることで、人生が大きく変わるだろう。 

 

『忙しい社長のための休む技術』 → http://bit.ly/2o1NW42

まとめ

 

マルチタスキングを望む人は多いが、現実は、マルチタスキングをすることによって、注意が分散され、本来すべき仕事が終わらないという悪循環に陥る。

私たちが身につけるべきは、マルチタスキングではなく、1つのものに集中するチカラだ。

 

最も重要な仕事から集中力を持った状態で始める、これが効率よく、質のいい仕事をこなす方法だ。

メール、急な上司の指示、電話、SNS、ネットサーフィンなど重要でないことはシャットアウトしてしまおう。

 

 

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